私が絵描きになったきっかけと、大事だと思ったこと。
■始まりは唐突な人の縁でした。
私は地元の山口県から、一般企業就職のため大阪にやってきました。
二年半程勤めてみましたが、肌に合ってなかった点と、どうしても「絵を描いて飯を食っていきたい」という夢を叶えたくて、会社を辞めました。(コレが若さか…。)
その後、絵を描きつつ、アルバイトで1年程ふらふらしていたのですが、
ある日突然夜中に、以前の辞めた会社の同僚だった友人から電話が入ってきました。
友人「今、パソコンゲーム会社の人とバーで飲んでるんだけど、前にオマエが俺の携帯に送って見せてくれた絵をその人に見てもらってるだけどさ、よかったらその人と会って話してみる?」
私「え??? 」
どうやら、友人はバーで偶然にもそのゲーム会社の人と意気投合したらしく、話題で私の話が出たらしく、紹介に至った・・・という話でした。
当時の私は、「チャンス・キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」といって、友人に紹介してもらったディレクターさんに、作品サンプルをお送ったり、面接にいったりと、チャンスをゲットにするために無我夢中になっていました。
…でも、今思い出すとなんとも信じられないほど縁だと思います。
正直「激運」だと思います。
もし、私が以前の辞めた会社に就職してなかったら、私は友人と出会うこともなかったですし、当時の技術・経験のレベルから言っても、今こうしてプロとして絵を描くこともなかったでしょう。
紹介してくれた友人には死ぬほど感謝してますし、その後デビュ―するまでにも沢山の人にお世話になった方々にも感謝が絶えません。
■人との関わりを断ってはいけない。
たまに寝る前に、ふと昔を振り返ることがあります。
そして思うんです。「やっぱ人との関わりを断ってはいけないなぁ」と。
自分の人生に始まりや変化を与えてくれたのは、
すべて人との関わりがきっかけだったことだと。
▼【私が人と関わって得たこと】
- 子供の頃、クラスメートに絵を上手く描いてる子がいて、その子の真似をして描き始めたのが絵を描き始めたきっかけでした。
- 私が絵を描いてるの見ていた友達から、「将来漫画家かイラストレーター目指すの?」と言われたことがきっかけで、将来の夢ができました。
- プロになるチャンスを掴んだことも、上記の通り、友人が紹介がきっかけでした。
- そういえば、初めて彼女出来た時も友人の紹介だったなぁ……。(遠い目) まあ余談ですけど。(笑)
もちろん人との関わりは、良いことばかりを運んでくれるわけではないです。
余計な問題や面倒事が起こるほうが多いこともあるでしょう。
しかし、そうした様々な変化・出来事が、自分の人生に色を与えてくれるものだとしたら、
人との関わりは断ってはいけないと私は思うようになりました。
人との関わりを断った閉じた世界は、自由で平穏かもしれませんが、退屈で、変化がなく、時間が過ぎていくだけです。自身になんの経験も成長も与えてくれないでしょう。
絵描きの視点から言っても、そんな人間が描いた絵が、魅力的で見る人を楽しませることができるのか―と思えます。
■人との縁は大事にしろ!ってことですね。
これからは以前の自分よりも、ほんのちょっとでもいいので、より沢山の人と関わりをもち、その縁を大事にしていきたいと思います。
とくに私の場合は、人との関わりが自分の人生の転機を与えてくれることが多かったですから。
人との縁がいいコトか悪いことかは、後になってからでしかわかりませんが、人との関わりが少ないと、出会うはずだった人や自分に訪れるはずだった、変化や成長・人生の転機を逃しているようで、なんだかもったいないですしね。
そんなわけで、なんだか自己啓発的なことを書いてしまいましたが、皆さんも人の縁は大事にしてくださいね。(*^_^*)